近畿エリア
滋賀県
作り方
1 |
しじみをよく洗い、水2カップと鍋に入れて煮る。Aで吸い物より少し濃いめの味をつけ、アクをすくい冷ます。冷めたらしじみを取り出し、汁を漉す。 |
---|---|
2 |
米を炊く30分前に洗い、水をきっておく。①の汁で水加減をし、もう一度味を調え、だし昆布とせん切りにした土しょうがを入れ、炊く。 |
3 |
少し時間をおいて、しじみを入れ、炊き上げる(炊き上げてから混ぜてもよい)。 |
作り方
1 |
ふなのうろこ、えら、のど、歯、内臓を取り、塩水で洗い、水気をきる。 |
---|---|
2 |
[塩きり]えらぶたから腹に塩を詰める。樽の底に2cmくらい塩をまき、ふなをのせ、ふな/塩の順に重ねていく。最上部は3Bくらい厚く塩をして、落とし蓋をする。半日すると水が上がるので、軽く重石をする。 |
3 |
1~2日したら材料と同量の重石をし、30~40日おく。 |
4 |
[本漬け]ふなの体内の塩を洗い、十分に水をきる。米を硬めに炊き、冷ます。 |
5 |
ふなにごはんを詰め込む。樽の底にごはんを厚さ2cmに敷き、ふなが重ならないように置いていく。その上にふなが見えないくらいにごはんをのせる。これを繰り返し、最上部はやや厚めにごはんで覆い、ラップで覆う。落とし蓋をし、軽く重石をする。 |
6 |
半日ほどで重石を追加して水を張る。5~6カ月で熟成が進みおいしくなる。 |
作り方
1 |
生のさばの場合は、姿のままこんがり焼く。そうめんは一方の端を縛り、硬めにゆでる。にんじん、干ししいたけ(水でもどす)は飾り切りに。ねぎは長いまま根を縛る。 |
---|---|
2 |
鍋に砂糖、醤油、水を煮立て、焼きさばを入れ、煮汁をかけながら煮る。さばに味がしみ、煮汁にうまみが移ればさばを取り出す。 |
3 |
この煮汁を少し水で薄め、そうめんを煮る。にんじん、干ししいたけ、ねぎもこの煮汁に水を足して薄味で煮つける。 |
4 |
大皿の中央にさばをのせ、そうめんの端を切り落として波のように囲み、野菜を飾る。 |
京都府
丹後ずし
材料(4人分)
米 | 3カップ |
---|---|
酢 | 大さじ4 |
砂糖 | 大さじ5 |
塩 | 小さじ1 |
さば缶詰(味つけ) | 100g |
砂糖 | 大さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
かんぴょう | 10g |
ごぼう | 20g |
だし汁 | 1/2カップ |
砂糖 | 大さじ1/2 |
醤油 | 大さじ1 |
干ししいたけ | 3枚 |
だし汁 | 1/2カップ |
砂糖 | 大さじ1 |
醤油 | 少々 |
卵 | 1個 |
かまぼこ | 1/3枚 |
紅しょうが | 10g |
きぬさや | 4枚 |
作り方
1 |
さば缶詰から身だけ取り出し、身をほぐして火にかけ、焦がさないようにほぐしながら水分をとばし、砂糖と隠し味に醤油を入れ、バラバラになるまで炒り、おぼろにする。 |
---|---|
2 |
かんぴょうは塩でもみ洗いして細かく刻み、一度ゆでて絞る。ごぼうは細かいささがきにし、水に放してアクを抜き、かんぴょうと一緒に煮る。 |
3 |
干ししいたけは水でもどし、石づきを取り、薄切りにし、甘く煮る。卵は薄焼きにし、錦糸切りにする。かまぼこは斜めの交差に薄く細かく切る。きぬさやは塩ゆでして細切り、紅しょうがはせん切りに。 |
4 |
米を炊き、すし飯をつくり、②を混ぜる。 |
5 |
④の半分を枠取りに均一にならし、①のおぼろを少し散らす。残り半分のすし飯をのせて平らにし、おぼろの残りを全部散らす。③を美しく飾る(おぼろ、しいたけ、錦糸卵、かまぼこ、きぬさや、紅しょうがの順)。 |
作り方
1 |
水菜をゆで、2cmに切る。えのきだけも2cmに切り、酒を振り、炒り煮する。 |
---|---|
2 |
ささ身に酒を振り、ひたひたの水で蒸し煮し、細かく裂く。のりは「もみのり」にする。 |
3 |
①②を酢、醤油であえ、切りごまを振る。 |
えびいものしんじょ揚げ
材料(4人分)
えびいも | 280g |
---|---|
ゆり根 | 8片 |
小えび | 8尾 |
ぎんなん | 8個 |
きくらげ(もどして) | 20g |
片栗粉 | 大さじ1.5 |
にんじん | 1/4本 |
花菜(菜の花) | 8本 |
A | |
だし汁 | 320cc |
醤油、みりん | 各小さじ3 |
B | |
だし汁 | 800cc |
醤油 | 小さじ3 |
塩 | 小さじ1/2 |
酒 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ2 |
C | |
片栗粉、水 | 各大さじ3 |
揚げ油 | 適宜 |
作り方
1 |
えびいもをゆでこぼし、Aで煮る。煮汁をきり、いもが熱いうちにつぶす。にんじん(花形に切る)、ゆり根、ぎんなん、えびをゆがく。きくらげはせん切りにし、湯通しする。 |
---|---|
2 |
いもを4等分し、ラップに1個分ずつ広げ、ゆり根、えび、ぎんなん、きくらげを包み込む。片栗粉をまぶし、中まで火が通るように中温で揚げる。 |
3 |
Bを煮立て、Cでとろみをつけ、あんをつくる。 |
4 |
花菜を色よく塩ゆでする。椀に②を入れ、あをかけ、花菜とにんじんを添える。好みでゆず、わさび、しょうがのいずれかを天盛りする。 |
大阪府
作り方
1 |
さばを水洗いし、三枚におろし、腹骨をすき取る。頭はタテ半分にし、えらとひれを取る。中骨は適当に切る。これに強めに塩を振り、1時間おく。塩を洗い落とし、水気をふく。身は血合い骨を抜き取り、2cmに切る。 |
---|---|
2 |
大根は皮をむき、長さ5cmの厚めの短冊切りにし、さっとゆでる。根深ねぎ、葉ねぎは3Bに切り、繊維に沿ってせん切りにし、水にさらして白髪ねぎにする。ゆずの皮はみじん切り、しょうがはすりおろす。 |
3 |
鍋に水、昆布、①のアラを入れ強火にかけ、沸騰したら弱火でアクを取りながら10分ほど煮、ペーパータオルで漉す。大根、さばの切り身、中骨を加え、一煮立ちしたら味を見て、塩、醤油、酒で味を調える。椀に盛り、しょうがの搾り汁を数滴落とし、ねぎとゆずを天盛りする。 |
お好み焼き
材料
薄力粉 | 160g |
---|---|
ベーキングパウダー | 小さじ2 |
だし汁 | 1カップ |
山いも | 40g |
キャベツ | 360g |
卵 | 4個 |
豚肉薄切り | 120g |
天かす | 10g |
青のり | 小さじ2 |
紅しょうが | 20g |
お好み焼きソース | 大さじ4 |
油 | 大さじ2 |
作り方
1 |
薄力粉にベーキングパウダーを加え、だし汁を少しずつ加え、ていねいに溶き、すった山いもを加える。細かく切ったキャベツ、卵、紅しょうが、天かすを入れ、空気を包むようにふんわり混ぜる。 |
---|---|
2 |
鉄板に油を敷き、生地を流し、少し厚めの円形に整え、上に豚肉を並べる。2分ほど焼いてひっくり返し、5分ほど焼き、またひっくり返して3分ほど焼いてソースを塗り、青のりを振る。 |
兵庫県
粕汁
材料(4人分)
だいこん、にんじん、さといも | 各100g |
---|---|
ごぼう | 60g |
しいたけ | 4枚 |
油揚げ | 1枚 |
生鮭 | 150g |
塩、酒 | 少々 |
青ねぎ | 1本 |
だし汁 | 3カップ |
A | |
味噌 | 大さじ2 |
酒粕 | 50g |
スキムミルク | 20g |
作り方
1 |
大根、にんじんはやや厚めの半月切りにし、下ゆでする。さといもは皮をむき、5mmの半月切りにし、塩でぬめりを取る。ごぼうはささがきにして酢水に浸ける。しいたけは石づきを取り、薄切りに。油揚げは湯通しし、タテ3等分して細切りに。鮭は一口大に切り、塩、酒で下味をつける。 |
---|---|
2 |
鍋にだし汁、野菜類、薄揚げを入れ中火で煮る。具が軟らかくなったら鮭を入れて煮る。 |
3 |
ボウルにAを入れ、だし汁で溶き、鍋に加えて沸騰直前まで煮る。椀によそい、小口切りのねぎを散らす。 |
にゅうめん
材料(4人分)
そうめん | 4把 |
---|---|
油揚げ | 20g |
にんじん | 1/4本 |
干ししいたけ | 2枚 |
白ねぎ | 20g |
だし汁 | |
水 | 125cc |
昆布、かつおぶし | 適宜 |
塩 | 1・2/3 |
薄口醤油 | 大さじ1 |
濃口醤油 | 小さじ1 |
みりん、砂糖 | 少々 |
みつば、ゆずの皮、七味とうがらし | 適宜 |
作り方
1 |
油揚げ(油抜きする)、干ししいたけ(水でもどし、汁はとっておく)、にんじんは長さ4cmの短冊切り、ねぎは4cmのせん切りに。 |
---|---|
2 |
そうめんをゆで、水洗いして器に分ける。 |
3 |
鍋に水、昆布を入れてしばらくおき、火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、弱火にしてかつおぶしを入れ、沸騰直前に火を止めて漉す。しいたけのもどし汁、調味料を加え、①を軟らかくなるまで煮る。みつばを3Bに切って加え、火を止める。 |
4 |
そうめんに③をかけ、ゆずの皮のせん切りを天盛りにする。好みで七味を振って。 |
奈良県
作り方
1 |
厚地の鍋に水を入れ、ほうじ茶を入れた茶袋を入れ、沸騰させる。 |
---|---|
2 |
洗った米を入れて炊く。あまりかき混ぜると粘り気が出るので、杓子でときどき上下に返すくらいにする。表面の泡はすくって除く。 |
3 |
途中で塩味をつける。米粒がふっくらして芯がなくなったら火から下ろし、しばらく蒸らす(約5分)。茶袋は茶の色が出たら取り出してもよい。 |
作り方
1 |
ゆばを洗い、一口大に切り、だし汁で15分くらいゆっくり煮る。 |
---|---|
2 |
しいたけを洗い、石づきを取り、直火で香りが出るまで焼き、せん切りにする。 |
3 |
ちりめんじゃこはさっと洗い、酒炒りする。 |
4 |
Aをよく溶かし合わせ、①②③をあえ、針しょうがを天盛りにする。 |
柿の葉ずし
材料(40個分)
さば | 1尾(600g) |
---|---|
粗塩 | 適宜 |
柿の葉(てのひらサイズ) | 40枚 |
すし飯 | |
米 | 5カップ |
水 | 5.5カップ |
だし昆布 | 10cm角 |
酢 | 大さじ1/2カップ |
砂糖 | 大さじ4 |
塩 | 小さじ2 |
酒 | 大さじ5 |
作り方
1 |
さばを三枚におろす。塩一握りをざるに敷き、さばの皮目を下にして並べ、多めの塩をあてる。涼しいところにおき、全体に水気がにじんで塩が溶けたら冷蔵庫に入れ4~5時間おく。汁が出るのでふき取る。 |
---|---|
2 |
キッチンペーパーで汁気をとり、酢に30分漬ける。身くずれしないように、中骨を毛抜きでていねいに抜く。皮は、指で頭のほうの皮を少し起こし、尾のほうへ少しずつ引いていく。皮目を下にし、尾のほうから斜めに包丁を入れ、薄くすく。 |
3 |
水に米、だし昆布を入れて炊く。炊き上がったら酒を振りかける。半切に移し、少し温めた合わせ酢をかける。 |
4 |
冷めたら40個に分けて握る。上にさばをのせ、柿の葉で包む。箱に並べ、一晩重石をのせる。 |
和歌山県
作り方
1 |
高菜漬を水洗いし、茎の部分を切り取る(あまり洗いすぎると塩気が抜けまずくなる)。茎をみじん切りにして、ごはんに混ぜる。 |
---|---|
2 |
高菜を皿に広げ、ごはんをのせて巻く。 |
作り方
1 |
さんまを背開きして洗い、塩をして一晩おく。 |
---|---|
2 |
骨を取り、洗い酢で洗う。浸し酢をつくり、3~5時間漬ける。 |
3 |
米を炊き、合わせ酢を混ぜ、さんま1本ほどの大きさに握る。 |
4 |
巻きすの上にさんまをのせ、すし飯をのせて巻く。 |